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高圧洗浄機の壊れる4つの原因

高圧洗浄機には、故障や事故を防ぎ、長く安全にお使いいただくために「絶対にやってはいけないこと」や「やらない方が良いこと」があります。
今回は、壊れる原因として特に多い「4つの原因」をご紹介します。
既に当ブログでご紹介している内容も含まれますが、業務用・家庭用にかかわらずすべての高圧洗浄機に共通する内容ですので、これから高圧洗浄機を使い始める方はもちろん、既にご愛用中の方も今一度ご確認ください。
※今回の記事は日本クランツレ様にご協力いただきました。

■ 高圧洗浄機が壊れる原因①:供給水量が足りない

高圧洗浄機には機種ごとに使用する水量が決まっていて、その水量を確実に供給する必要があります。
供給水量が足りないとポンプが空回し状態になり、ポンプ内が破損してしまいます。

使用する水量は製品スペックの「吐出水量」で確認でき、〇L/h(1時間あたり〇リットル)、または〇L/m(1分あたり〇リットル)などと表記されます。
13ミリメートルの胴長水栓で水圧0.1メガパスカル、ハンドル開度が90度の場合、1分間に約12リットルの水が流れるので、(東京都水道局「よくある質問」より)配水管の最小動水圧は0.147~0.196MPa(1.5~2.0kgf/㎠)が標準です。
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吐出水量以上の水量がある水道でも、蛇口を開け忘れていたり、少ししか水を出していない状態でうっかりそのまま使い始め、結果空回しになってしまうケースもあります。
耐圧の水道ホースであれば、高圧洗浄機を使用する際は基本的には蛇口はいっぱいまでひねった「全開」でお使いいただく事をおすすめします。
水道そのものの水圧が低くて蛇口を全開にしても勢いがない(細くチョロチョロしか水が出ない)場合は、水量が吐出水量に満たない可能性が高いです。
その場合はほかの水量のある蛇口に使用するか、自吸可能な機種であれば自吸でご使用ください。

 

■ 高圧洗浄機が壊れる原因②:電気が足りない

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電源式の機種は、当然ながら「100V」「三相200V」など、機種ごとの既定の電力が必要になります。
この電力が足りないと、電源コードがショートしたり、モーターが破損するばかりでなく、最悪の場合火災の危険性もあるのでご注意下さい。
通電しない、電源が頻繁に落ちる場合は速やかにコンセントを抜き、 修理やお買換えのご対応をご相談下さい。
 ※但し、建屋側の電気の問題の可能性もございます。

また、200V電源には「単相200V」と「三相200V」があり、業務用高圧洗浄機に使う電源は「三相200V」の方です。
「単相200V」と「三相200V」はコンセントプラグで見分けることが可能で、芯3本とアース1本の計4芯ある物が「三相200V」です。

アースが付いていない、芯3本のみの三相200Vコンセントもありますが、安全面からアースのある物をお勧めします。

 

■ 高圧洗浄機が壊れる原因③:ポンプ内の水が凍結した

冬季によく発生するのが、ポンプ内に残った水が凍結し、凍ったまま使用してポンプが破損するという故障です。
特に「圧抜きをせずポンプ内に水圧が残ったままでの凍結」には注意が必要です。
水は氷ることで体積が増えるため、圧力がかかってギュウギュウにポンプ内に詰まった状態の水が凍結で更に膨張して、致命的なポンプ破損に繋がります。
ご使用後はポンプ内の水をしっかり抜いて、凍結の心配がない場所に保管するようにしてください。

■ 高圧洗浄機が壊れる原因④:連続使用時間・推奨使用頻度を超えてハードに使っている

家庭用高圧洗浄機はどのメーカーでも「週1日、1時間程度」「連続使用は1時間以内」の使用を想定して開発されています。
想定の頻度を超えたハードなご使用は、それだけモーターに負荷がかかり製品寿命が短くなります。
特に「連続使用時間」に関しては「短い、もっと長く使いたい」というお声もいただくのですが、前述のとおり家庭用高圧洗浄機の連続使用時間は最長1時間まで、業務用でまれに長時間使用可能な機種もありますが、それでも2時間程度が限界です。

お客さまの声~高圧洗浄機の連続使用時間~

また、家庭用高圧洗浄機を業務用途でご使用になる場合や想定を超えたハードなご使用は保証の対象外となるため、業務用高圧洗浄機の導入もご検討ください。

業務用高圧洗浄機について詳しくはこちらもご覧ください

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