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待望の乾湿両用!アスベスト対応掃除機「ATTIX 33-01PC HEPA」

ニルフィスクの乾湿両用掃除機「ATTIX 33-01PC HEPA」が発売となりました。
アスベスト・溶接ヒューム回収に使用可能なHEPAフィルター付き真空掃除機としては「GM80P HEPA」「GD930 PRO S2 HEPA(GD930 S2 HEPA後継品番)」に続く3台目の機種で、初の乾湿両用機種(ドライ&ウェットバキュームクリーナー)です。



ニルフィスク 業務用 乾湿両用バキュームクリーナー ATTIX 33-01PC HEPA

ニルフィスク 業務用 乾湿両用バキュームクリーナー ATTIX 33-01PC HEPA

■ 乾式掃除機との違い

乾式掃除機(ドライバキュームクリーナー)で液体や湿ったごみを吸ってしまうと、モーター等に水分が入り、錆びや故障の原因となります。「ATTIX 33-01PC HEPA」はHEPAフィルターやモーターが水分や湿気にさらされない構造になっています。

吸引したごみや水分は、ノズル・チューブを通りダストバッグに入ります。
水分はダストバッグを通り抜けて本体底部に落ち、大きなごみはダストバッグ内に留まります。
ダストバッグ内の排気はそのまま耐水性のあるフラットフィルターに進み、ここで細かい粉じんや湿気が捕集されます。
フラットフィルターでも捕集しきれなかった微細な粉じんだけがその先のHEPAフィルターを通り、最後にクリーンな排気が掃除機外に排出されます。

HEPAフィルターは本体の中央部にありますが、ゴムパッキンで密封+ネジ止めで固定するカバーでしっかり覆うため、水分・湿気の影響を受けません。

また、一般的な掃除機はモーターを冷ますために吸い込んだ空気(排気)がモーター内を通る設計になっている場合がほとんどなのですが、ATTIX 33-01PC HEPAはモーターを冷やすための空気は本体横の吸気口から別にとり、湿気を含んだ排気はモーター内を通らない設計になっています。

※安価な湿式機種の場合は乾式と同様の構造の事がほとんどで、モーター内を通る湿った排気で錆びが起きやすく、製品寿命の短かさ・故障しやすさにつながります。

■ どんな現場におすすめ?

ATTIX33-01PC HEPAは、水を使う工法で作業をする現場におすすめです。

ウォータージェット工法、ウォータークリーン工法などと呼ばれる超高水圧を噴射してアスベストを含んだ塗材を除去する工法は、アスベストが大気中に飛散するリスクを大幅に減らし、作業者の安全性も高いため良く用いられる工法です。
そのような水を使う現場では、従来の乾式専用の掃除機アスベストを回収する場合、現場が乾くまでは作業ができず、大幅な時間のロスが発生します。

そのような工法の現場であっても、湿ったごみや水分そのものの回収もできるATTIX33-01PC HEPAなら現場が乾くまでのタイムロスがなく、スムーズに作業ができます。
また乾湿両用なので、乾いたごみの回収ももちろん可能です。
ダストバッグやアタッチメントの付け替え等は一切不要で湿ったごみ・乾いたごみのどちらでも回収できるので、湿式使用する可能性がある場合はATTIX33-01PC HEPAをおすすめいたします。

■ ここにも注目

販売開始にあたりメーカーから実機のサンプルをお借りして使用感のテストをしたのですが、ATTIX33-01PC HEPAは作業者使いやすさを考えた設計になっているな、と感じました。 「使いやすい」と思えるポイントをいくつかご紹介します。

収納・持ち運びのしやすさ

付属品を本体に収納できる機種でもパーツを全部取り外す必要があったり、パズルのようにきっちり納めないと入りきらなかったりしたことはありませんか?

現場で作業をする際に「時間をかけず、とりあえずサッとまとめて持ち運べる」というのは意外と重要なポイントです。 ATTIX33-01PC HEPAはストラップやホースフック、ケーブルフックが標準装備されているのですが、ストラップとケーブルフックが伸縮性のあるゴムバンドなので、適当にまとめて引っ掛けるだけで本体に固定できます。 ホースは本体にぐるっと巻き付けるとちょうどいい位置にフックがくるので、そのままはめ込めば邪魔になりません。
上部(本体のフタ部分)が平ら(平面)なのも、交換パーツやウエスなどをちょっと置きたい時に便利だと感じました。

回収した粉じんを漏らさない密閉性
アスベストや危険粉じん回収に使う掃除機は気密性がとても重要です。
いくら高性能なHEPAフィルターを搭載していても、掃除機本体の気密性が低ければ本体から粉じんが漏れ出してしまい意味がありません。
危険粉じんとして問題になるような粉じんは「目に見えないほど細かい」からこそ危険なので、目視で「漏れていない、大丈夫」とは判断できないのです。

ATTIX33-01PC HEPAの嵌合部(かんごうぶ/かみ合わせの部分、接合部)はパッキンで密着するため、粉じんが漏れ出す隙間をつくりません。

また、ボディもダンボールのような二層のハニカム構造で強度を高めてあり、外部からの衝撃や真空状態になった際の収縮によるゆがみが生じにくい設計になっています。

チリ落とし機能でフィルター詰まりを予防

他社製品で「自動チリ落とし機能」が付いた製品はありますが、吸引中にフィルターの裏からチリをはたき落す方式のため、軽くて細かい粉じんは一瞬はフィルターを離れても、下に落ちる前に吸い戻されてしまいます。
こちらの機種は気圧差を利用してフィルターの内側から外側(通常と逆方向)に空気を勢いよく吹き込む「半自動フィルタークリーニングシステム」でフィルター内にたまったチリを一気に落とします。
気圧を高めるためにはじめはモーターを稼働させますが、チリを落とす時は吸引は止めた状態で行うため、チリが吸い戻されずに落とせます。

 

まとめ

令和8年(2026年)1月1日には石綿障害予防規則が改定されます。毎回改定前後はアスベスト対応掃除機のご注文・お問い合わせが増え、メーカーでも品薄状態になる可能性がありますので、お早目のご検討をおすすめします。



ニルフィスク 業務用 乾湿両用バキュームクリーナー ATTIX 33-01PC HEPA

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