ハンディ高圧洗浄機は買うべき?コスパは?メリット・デメリットをご紹介 | プロが教える高圧洗浄機 | 高圧洗浄機の専門店【ヒダカショップ】

ハンディ高圧洗浄機は買うべき?コスパは?メリット・デメリットをご紹介

ランキングなどで「モバイル高圧洗浄機」「ハンディ高圧洗浄機」「ポケッタブル高圧洗浄機」「充電式高圧洗浄機」「コードレス高圧洗浄機」などの商品名の、バッテリー(充電池)を動力とした小型の高圧洗浄機をよく見かけるようになりました。
このような高圧洗浄機(以下「ハンディ洗浄機」と呼びます)は価格もだいたい1~2万円台が中心で、一般的な据え置きの電源コード式の高圧洗浄機よりも低価格です。
ケルヒャー(KARCHER)アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)などの大手メーカーでもこのタイプの機種を販売しています。

今回は、そんなハンディ洗浄機について、特徴やメリット・デメリット、電源式の高圧洗浄機とどう違うかなどをご紹介したいと思います。

■ ハンディ洗浄機と高圧洗浄機は「別物」

まず大前提として、「高圧洗浄機」と「ハンディ洗浄機」は似ているようで別物です。
高圧洗浄機と聞いて多くの方がイメージするのは「みるみる汚れが落ちていく」シーンではないでしょうか。これは水圧が強い(パワーが強い)からできることです。

↑高圧洗浄機HKN-2090の使用例

ハンディ洗浄機は動力がバッテリーなので、パワーはどうしてもコンセントから直接電気を供給する高圧洗浄機よりも弱くなります。

高圧洗浄機HKN-2090の水圧が12.0MPaなのに対し、ハンディ洗浄機の多くは0.5~3MPa以下の水圧です。
通販サイトなどではユーザーの探しやすさ・検索しやすさを優先するのでハンディ洗浄機でも商品名に「高圧洗浄機」と書かれていることが多いのですが、メーカーとしては「洗浄機」「低圧洗浄機」「中圧洗浄機」「ポータブルウォッシャー」「ポータブルクリーナー」「モバイルクリーナー」など、「高圧洗浄機」とは明確に名称やカテゴリーを分けている場合がほとんどです。

ハンディ洗浄機と高圧洗浄のどちらが優れている/劣っているというわけではなく、それぞれのメリットがあります。
特性を理解して、用途に合わせて使い分けていくことが大切です。

■ ハンディ洗浄機の特徴①電源不要(コードレス)


ハンディ洗浄機の一番の特徴は電源がいらない「コードレス」であることです。
この点は電源確保が必須の高圧洗浄機にはないメリットです。 電源を気にせずどこでも使えて、コードがひっかかったり、コードの長さが足りない…といったわずらわしさもなく、見た目にもすっきりしています。

デメリットとしては、使用時間の短さが挙げられます。 (バッテリーの容量にもよりますが)一回の充電で使えるのは十数分、長くても30分程度なので「充電が切れるのが早い」と感じる方もいらっしゃるようです。

「最長〇分」のような表記の場合、最長時間は「一番弱いモードで使った場合」の数値なので、実際はそれより短時間で充電が切れると考えておいた方が良いでしょう。
バッテリーが交換できるタイプは充電が切れても予備バッテリーがあれば付け替えて継続使用できますが、本体内蔵でバッテリーが取り外せない場合は再充電しないと使えないので注意が必要です。

■ 特徴②軽量・コンパクト

見た目からも分かるとおり、ハンディ洗浄機は手で持つガンの部分にすべての機構が集約されています。
そのため高圧洗浄機に比べて場所を取らず軽量で、物置などにしっかり保管場所を確保しなくても、ちょっとしたスペースに置けます。

高圧洗浄機HKN-2090はタイヤがあるので平面移動に負担はありませんが、倉庫や車への積み下ろしや階段移動など、本体を持ち上げる場合は総重量が軽いぶん、ハンディ洗浄機の方が楽です。
しかし、高圧洗浄機の重量のほとんどは据え置きの本体部分の重さです。
この部分は作業時にはかからない重さなので、作業時に感じる重量は、実は高圧洗浄機の方が軽い事もあります


アタッチメントでペットボトルや専用のタンクを取り付けて給水するタイプの場合は、本体重量にさらに水の重さも加わります。

ランス(軸部分)が長くてノズルがダイヤル式でモードを変えられるようになっている機種や、先のほうにタンクが付いている機種などで先端に重みがある場合は、体感的に重く感じやすい点も念頭にいれておきましょう。

■ 特徴③価格帯が低め

現在のハンディ洗浄機の価格は1~2万円台前半が主流で、中には1万円を切る価格の製品もあります。
使ったことがない機械にいきなり高額は出せない…という方や、そんなに使わないな、という方でも気軽に試しやすい価格帯と言えるでしょう。
ただ、バッテリー1個の作業時間では物足りない事も多く、別売りの予備バッテリーも揃えると高圧洗浄機を買うのとそれほど変わらない予算感になってしまうこともあります。
耐久面でも、構造的にもHKN-2090などのインダクションモーターの高圧洗浄機の方が高耐久で長く使えるため、予算感が近い場合は高圧洗浄機の方がトータルで見て割安、と言えるかもしれません。

■ 結局、ハンディ洗浄機と高圧洗浄機、どっちを買うべき?

電源のない場所で洗浄機を使いたい場合や、そこまで汚れていない場所や狭い範囲の軽めのおそうじ、使った道具を持ち帰る前の予洗いなどの軽い洗浄などにはハンディ洗浄機がおすすめです。

・使いたい場所に電源がない
・サーフィンの後、サッとサーフボードの砂を落としたい
・キャンプ、アウトドア用品の土汚れを取りたい
・窓のサッシや網戸のほこりを落としたい
・玄関回りは毎日水洗いしたい
・定期的に洗車しているけど、日々のお手入れとして軽く洗い流したい
・車に積むので場所を取らず、積み下ろしが楽な機種が欲しい

など

頑固な汚れ落とし、広範囲の洗浄、時短、耐久性 なら圧倒的に高圧洗浄機がおすすめです。

・壁一面の汚れを広範囲に洗浄したい
・ずっと手付かずだったウッドデッキの汚れを落としたい
・ブラシでこすって落とせなかった汚れを取りたい
・短時間で掃除を終わらせたい
・洗車前に細かい隙間の汚れまでしっかり洗い流したい

など

■ 使えるシーンが多いのは「高圧洗浄機」

色々と使用シーンを上げましたが、「電源がない」などの根本的な理由がなく、軽い洗浄、頑固な汚れ、どっちにも使いたい!という場合には高圧洗浄機をおすすめします


高圧洗浄機 HKN-2090 高水圧12.0MPaの汚れ落ち

ヒダカ 家庭用 高圧洗浄機 12.0MPa 高水圧

水圧が弱い機種でがんこな汚れは落ちませんが、水圧の強い高圧洗浄機はノズルや対象物との距離に気を付ければ弱い水圧でも使えるからです。 高圧洗浄機HKN-2090であれば、「バリアブル先端ノズル」の噴射角度を調節して角度を広くすることで水圧を下げられますし、対象物とノズルの距離を開ければさらに低水圧にできます。 さらに、配管清掃(ハイプクリーニング)に使いたい場合は「洗管ホース」、広い場所をすばやく洗浄したい場合は「テラスクリーナー」など、用途をさらに広げる多彩なアクセサリー展開もあるので、長く色々な用途に使いたい、という方はハンディ洗浄機より高圧洗浄機の方が満足度が高いと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ハンディ洗浄機、高圧洗浄機それぞれの特徴を理解し、ご自分の用途・環境に合った機種選びの参考にしていただければ幸いです。

高圧洗浄機の専門店
ヒダカショップのサイトはこちら