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【動画あり】実際どうなの?ハンディ洗浄機と高圧洗浄機を比較しました

先日公開した記事でもお伝えしているとおり、ハンディ洗浄機と高圧洗浄機は水圧や水量が大幅に異なるため「別物」ではあるのですが、高圧洗浄機を選ぶときの一つの基準となる「水圧(MPa)」や「水量」は、普段の生活であまりなじみのない単位のため、数字で見比べただけではどのぐらいの違いがあるのか、なかなかピンと来ないと思います。
そこで、同じベランダの苔汚れをハンディ洗浄機と高圧洗浄機HKN-2090を使って洗浄して比較してみました。
(※この記事では「モバイル高圧洗浄機」「ハンディ高圧洗浄機」「ポケッタブル高圧洗浄機」「充電式高圧洗浄機」「コードレス高圧洗浄機」などの商品名の、バッテリー(充電池)を動力とした小型の高圧洗浄機を「ハンディ洗浄機」と呼んでいます)

洗浄前の様子です。ベランダの角は日が当たらず、短期間でもすぐに苔むしてしまうのでお悩みの方も多いのではないでしょうか。

使用した機種のスペックは下記です

【ハンディ洗浄機】
・水圧:3.6MPa
・水量:180L/h

高圧洗浄機 HKN-2090
・水圧:12.0MPa
・水量:330L/h

ハンディ洗浄機のノズルは直噴(細く一直線に噴射する)を使用しています。
機種によってノズルの種類や水の出かたが違いますが、噴射角度が狭い(細い)方が水圧が強くなります。
広角ノズルを使用する場合、直噴よりも広範囲に噴射できますが、そのぶん水圧が分散し、弱くなります。

HKN-2090は「ターボ先端ノズル」という、細い噴射角度で高速で円を描くように噴射する、パワーがありながらも直噴より広い範囲を一度に洗浄できるノズルを使用しています。

それでは、実際の動画をご覧ください。上がハンディ洗浄機、下が高圧洗浄機HKN-2090です。

いかがでしょうか。
ハンディ洗浄機もある程度は苔を落とせたのですが、水を当てた所だけ細く汚れが落ち、洗浄ムラができてしまいました。
細い噴射で広範囲を洗浄するのは「細い鉛筆でノート一面を塗りつぶす」ようなものなので、このような汚れを広範囲にムラなく落とすのはかなり大変そうです。
直噴は窓のサッシの角など、ピンポイントで汚れを落としたい時に向いています。
ハンディ洗浄機は水量も高圧洗浄機に比べて控えめなので「汚れを洗い流す」効果は弱いですが、排水溝が狭くて一気に水を流せない場所での使用や、お風呂場などの日常的な掃除で水の跳ね返りが気になる場合、観葉植物への散水などには控え目な水量の方がかえって使いやすい事もあるかもしれないと感じました。

ただ、動画のような汚れを広範囲に落したい場合にはご覧の通り高圧洗浄機HKN-2090が圧倒的に有利でした。
水量についても、数値だけを見ると「ものすごく水を使うんじゃないか」と思ってしまいますが、水量はあくまで「1時間、高圧水を噴射し続けた場合」の理論上の数字です。

実際に使用する際に高圧水が出るのは「トリガーガンをレバーを握っている間」だけで、レバーを離せば水は止まり、「使っていないのに水が出しっぱなし」の状態にはなりません。
むしろ洗浄効率が良く短時間でお掃除ができるため、ホースの水を出しながらブラシでお掃除する場合にくらべて水の使用量は四分の一程度と言われています。

高圧洗浄機とハンディ洗浄機のどちらを選ぶかで悩んでいる方は、こちらの動画でイメージをつかんでいただければ幸いです。


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