高圧ホースが硬いのはなぜ？解決法

2025/12/18　リンク等一部修正

高圧洗浄機を使っている時に「高圧ホースが硬くて取り回ししづらい！」「硬くて、伸ばせない」とイライラしたことある方はいらっしゃいませんか？
もしくは「あれ？前よりも硬くなってないか？」と不思議に思ったことがある方もいるかもしれません。
そんな時、「高圧ホースになにが起きているのか」のご説明と、かんたんな解決法をご案内します。

【目次】

■ 高圧ホースとは
■ 高圧ホースが硬い原因は？
■ ストレスなくのばすコツ
■ 「やわらか高圧ホース」に替えるのもおすすめ

■ 高圧ホースとは

高圧洗浄機では、「耐圧水道ホース」と「高圧ホース」の2種類のホースを使います。

「耐圧水道ホース」は水道蛇口と高圧洗浄機をつなぐホースで、蛇口から本体へ水道水を運ぶ役割をします。（ため水を自吸する際は「自吸ホース」を使います）

「高圧ホース」は高圧洗浄機本体とトリガーガンをつなぐホースで、本体で圧がかかった高圧水をトリガーガンに運ぶ役割をします。
一般的には耐圧水道ホースよりも細い径で、耐圧性の高い素材でできています。

■ 高圧ホースが硬い原因は？

一般的に「ホースが硬い」と感じられる方が多いのは、高圧ホースの方です。
理由は主に2つに分けられます。
１つ目の理由は、ホースの素材そのものの硬さです。
高圧ホースは、高圧洗浄機本体で圧をかけた高圧水が通るため、通常のホースでは圧力に耐えられず、裂けてしまいます。
高圧ホースは耐圧性を高めるためにしっかりした素材で丈夫に作られているため、普通の水道ホースなどに比べて硬い事が多いです。
また、素材の特性上、温かい時期よりも寒い時期のほうが硬くなります。

2つ目の理由はホース内に圧がかかっている時の硬さです。
多くの人が「ホースが硬い！」とストレスを感じるのは、巻かれた状態のホースを伸ばす時のようです。
例えば洗車中、「右サイドが終わったから反対側も…」と移動しようとすると高圧ホースがついてこない。
地面で巻かれたままになっているホースを伸ばそうとすると硬くて思う様に伸びない！
時間が勝負の洗車で、これはイライラしますよね。

高圧洗浄機を使用している時、高圧ホース内部は高圧水で満たされています。
本体内部で圧をかけられた水がノズル先で高圧噴射するように、ホース内部で待機している状態です。
中に水がパンパンに入っていて、さらに内側から「圧」がかかっているのでとても硬くなるため、この状態で曲げ伸ばしを行うのは至難の業です。

使い終わって片付ける時にはホース内は空で、さらに高圧洗浄機から取り外した状態なので「圧」はかかっていません。
この状態であれば使用中と比べて取り回しがしやすい（曲げ伸ばししやすい）ので、「前回片付けた時はこんなに硬くなかったから、劣化して硬くなった？」と思われる方もいらっしゃいますが、劣化ではなく「圧がかかっている/かかっていない」の差の可能性が高いです。

■ ストレスなくのばすコツ

作業中に高圧ホースでイライラしないコツは、ホースを本体に取り付ける前に（内部に水が満たされておらず、圧もかかっていない状態で）まっすぐ伸ばしきっておくことです。
ホースが丸まった状態から作業を始めると、ホースのねじれが発生しやすく、ねじれからホースの折れや破れが発生することもあるため、長くお使いいただくためにも「伸ばして使う」ことを習慣にしましょう。

■ 「やわらか高圧ホース」に替えるのもおすすめ

ホースをまっすぐ伸ばして使っていても取り回しが良くないと感じる場合は「やわらか高圧ホース」をお使いいただくのもおすすめです。
「やわらか高圧ホース」は標準付属の高圧ホースよりも柔軟性のあるしなやかなホースです。
スイベル付きなのでねじれが発生しそうになってもすぐに解消するので、ストレスなく作業したい方はぜひご検討ください。

やわらか高圧ホース各種