最近は高圧ホースの脱着がワンタッチ式の商品も増えていますが、「ワンタッチのはずなのに高圧ホースが本体やトリガーガンから外れない」というお問い合わせをいただくことがあります。
取り付ける時は問題なく取り付けられたのに、使い終わって高圧ホースを外そうとすると硬くて外れないのは、作業後の高圧洗浄機内に残っている「残圧」が原因です。
高圧洗浄機の使用後は内部に圧がかかり、高圧洗浄機側にホースが引っ張られている状態です。
このままホースを外そうとしても、「ホースを外そうとする力」より「高圧洗浄機側に引っ張る圧力」の方が強いため、外れません。
ホースを外すには、残圧を抜く「圧抜き」作業が必要です。
通常、ホースは工具などを使わずに手で外せますので、手で外せない場合は「高圧洗浄機に圧が残っているため」と考えてください。
「圧抜き」については、家庭用・業務用にかかわらず、どのメーカーの高圧洗浄機であっても理屈は同じなので、是非厚のやり方を覚えておいていただければと思います。
圧抜きのやり方はとても簡単です
電源の
スイッチを切り、蛇口を締めて水を止めた後、トリガーガンを握るだけです。
トリガーガンを握ると水が出てくるので、水が完全に出なくなるまでトリガーガンを握り続けます。
これで圧抜きの作業は終わりです。
水が完全に出きらないないうちにトリガーガンから手を離してしまうと、十分に圧が抜けきらず、ホースが抜けない場合があります。
(「圧抜きをしたのにホースが抜けない」という場合、大半は圧抜きが不十分なのが原因です)
「水が出なくなるまで」トリガーガンを握り続けてください
トリガーガンを握っても水が出てこなくて圧抜きができない場合は、ノズルに砂などの異物が詰まっている可能性があります。
「ノズルクリーナーピン」を使って異物を取り除いてください(バリアブルノズルの場合)。
(ターボノズルは構造上ノズルクリーナーピンは使えないため、ターボノズルが詰まった場合はノズルを新しいものに交換してください。