高圧洗浄機は多くのアクセサリーがありますが、その中でも人気なのが排水管や配管を洗浄できる洗管ホース。
馴染みがないと言う方も多いかもしれませんが、家庭用の高圧洗浄機にも接続して使えるので見えないところのお掃除にも大変役立ちます。このページでは、意外に知られていない、だけど大変便利な洗管ホースの魅力について迫ります!
【洗管ホース】
業務用と家庭用の違い
洗管ホースは、他に「パイプクリーニングホース」や「配管洗浄ホース」「排水管洗浄ホース」などの呼び方があります。
「パイプクリーニングホース」は主に家庭用製品の場合の呼び方で、業務用の場合は一般的に「洗管ホース」「排水管洗浄ホース」などと呼ばれ、材質や耐久性の高さなどが家庭用と異なります。
ヒダカショップでは、業務用の洗管ホースを改良して家庭用の高圧洗浄機でも利用できるタイプのプロ仕様の洗管ホースを販売しております。
使用する高洗浄機メーカーによって、取り付けタイプが異なるので、必ずメーカーと互換性のある製品をお使いください。
簡単ですが、以下に「プロ仕様洗管ホース」と「家庭用パイプクリーニングホース」の違いを、ポイントごとにまとめています。
- プロ仕様洗管ホース
- 家庭用
パイプクリーニング
ホース
- ホース外装
カバー - ステンレスワイヤーをはじめ、配管をスムーズに通すために「滑りのよさ」を重点においている
- 外装ゴム形状やナイロン形で制作されているため、業務用より滑りが良くなく、配管に引っ付きやすい。
- ホースの耐圧
- 使用耐圧が非常に強く、ホース内径外径ともに耐磨耗性にも優れているためホース寿命が長い
- 耐圧・耐摩耗性が低くその分低寿命。
ハードな使用の場合、ホースから水漏れ等が起こりやすい
- 先端金具
- スズランノズルや豆ノズルなど
- 基本、豆ノズルのみ
- ホース外径
- 1.2分・1.5分・2分とホースの太さのバリエーションがあるので部屋内、外配管と配管の内径によって使い分けが可能。
- 太さは一種類で太めのものが多い。部屋内の配管(キッチンシンクなど)に多い急角度の曲がりは曲がり切れず、それ以上奥まで進めない
- その他
-
適度な硬さとしなりがあり、使いやすい
長さのバリエーションが豊富 - ―
高圧洗浄機専用の洗管ホースは上記の点を踏まえた上、以下のステップを参考にお客様の高圧洗浄機と合う製品を選んでください
【ステップ1】
高圧洗浄機のメーカーを選ぶ
まずは、お使いの高圧洗浄機のメーカーをお選びください。
製品によっては、同じメーカーのものでも製造時期により接続部分の形状が異なる場合もあるので、詳細な仕様を必ずご確認ください。
業務用 高圧洗浄機互換
【ステップ2】
ノズルの形状を選ぶ
ヒダカショップで扱う洗管ホースは、「スズランノズル」と「豆ノズル」の2種類です。
それぞれ特徴が異なりますので、洗浄場所に合わせて適切なものをお選びくたさい。
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スズランノズルは、その名の通り、植物のスズランのような形状ノズルです。
先端が鎖のように自在に曲がり、配管の接続部の段差などもスムーズに乗り越えられます。 -
U字・L字等の曲がり(エルボ)部分の多い複雑な配管や、枝管(副管)から本管までの洗浄におすすめです。 -
ノズルが鎖のようになっているので、プラプラと稼働域が広く、段差や曲がりでもつっかえずスムーズにホースを誘導します。
複数箇所曲がりがあっても、楽に貫通できるので、業務用でもスズランノズルが使用されることが多いです。
動画で見るスズランノズル
スズランノズル、
こんな時にオススメ!!
- U字、L字などの曲がり(エルボ)が多い配管洗浄
- 枝管(副官)から本管までの洗浄
- 通常のノズルでは継ぎ目の段差を乗り越えづらい
-
豆ノズルは、先端がコンパクトで、スズランノズルが通りにくい細い配管もスムーズに入り込み洗浄できます。
細い配管や、曲がりが少ないパイプや管、直管の洗浄におすすめです。
【ステップ3】
ホースの材質を選ぶ
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ステンレスブレードホース
ホースの表面が滑りやすく、 配管内にスムーズに入り込むので使いやすいホース。金属配管や古い配管は傷をつけやすいので注意。
- 【一般家庭・業者向け】
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- 金属配管や古い配管以外の配管
1.2分:屋内の細い配管に
2分:屋外の太い配管に
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黒ナイロン保護ホース
ステンレスブレードホースの外装にナイロン線を編み込んでいるので、ステンレスブレードの外装と比べ配管に傷を付けずスムーズに配管に入り込む。
- 【業者向け】
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- 一般家庭・屋外配管マンションや飲食店集合住宅等
- ステンレスブレードホースが使用禁止されている建物
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青シリコンPVC保護ホース
内装に柔軟ナイロンチューブを使用しシリコンPVCで外装コーティングを施しているので、配管に傷を付けず、ステンレスブレードの外装と比べスムーズに配管に入り込む。
- 【業者向け】
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- 一般家庭・屋外配管マンションや飲食店集合住宅等
- ステンレスブレードホースが使用禁止されている建物
屋内の排水管
屋内の排水管の特徴は、パイプの内径が小さいためホースが排水溝奥まで進まないことです。
そのため、屋内使用で洗管ホースを選ぶときに気をつけたいポイントは、内径の小さい、細い洗管ホースを選ぶことです。
サイズとしては1.2分と呼ばれるサイズのホースが最適です。
配管内に曲がりが多い場合はスズランノズル、少ない場合は豆ノズルがおすすめですが、一般的にはスズランノズルを使用することが多いです。
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キッチン
1.2分ステンレスワイヤーホース(スズランノズル・豆ノズル)
1.2分黒ナイロン保護ホース(スズランノズル・豆ノズル)
1.2分青シリコンPVC保護ホース(スズランノズル)
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バスルーム
1.2分ステンレスワイヤーホース(スズランノズル)
1.2分黒ナイロン保護ホース(スズランノズル)
1.2分青シリコンPVC保護ホース(スズランノズル)
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洗面所
1.2分ステンレスワイヤーホース(スズランノズル・豆ノズル)
1.2分黒ナイロン保護ホース(スズランノズル・豆ノズル)
1.2分青シリコンPVC保護ホース(スズランノズル)
屋外の排水管
屋外の排水管は、パイプ内径が大きいため、水の流量が多い1.5分・2分サイズのホースが最適です。
1.2分ホースも使えますが、1.5分、2分ホースよりも細いので、水が一度に流れる量が少なく、洗浄作業に時間がかかる場合があります。
配管内に曲がりが多い場合スズランノズル、少ない場合は豆ノズルがおすすめですが、一般的にはスズランノズルを使用することが多いです。
【ステップ4】
ホースの長さを選ぶ
配管の長さは、表から見えない位置にカーブがあるなど、想定する距離よりも長い場合が多いです。
そのため、洗管ホースは、ガン先接続・本体直結いずれの場合も、あらかじめ余裕を持った長さのものを選ぶと安心です。
洗管ホースは、延長することができないため、迷ったら「少し長め」のサイズを購入することをおすすめします。
【ステップ5】
接続方法を選ぶ
高圧洗浄機と洗管ホースを接続する方法のいくつか種類があります。業務用機種は本体に接続する場合が多く、家庭用に接続する場合は、ガン先に取り付ける仕様が一般的です。
機種によっては、同じ機種でも製造時期によって接続タイプがこ異なるものがあるので、購入前には必ず、機種名、製造時期、接続タイプをご確認ください。
①ガン先に取り付けるタイプ
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ガン
※イラストはイメージです
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洗管ホース
- メリット
- ・高圧ホースの後に取り付けるので、本体を移動させなくてもホースの長さ分動ける
・ガンを握る/離すの操作なので作業中でも水のオン/オフが容易
- デメリット
- ・片手は常にトリガーガンを持った状態のため、洗管ホースの扱いが片手になる
②高圧洗浄機本体に接続できるタイプ
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高圧洗浄機本体
※イラストはイメージです
-
洗管ホース
- メリット
- ・両手で洗管ホースを操作できる
・高圧ホースをはさまない分水量・圧力が(微量ながら)強い
- デメリット
- ・水のオン/オフは毎回本体側のバルブの開閉が必要
※各メーカーで接続口の形状は異なります。
イラスト・写真はあくまでイメージです。
まとめ
プロ仕様の洗管ホース、いかがだったでしょうか。
高圧洗浄機は持っているけど、洗管ホースは知らなかった、使ったことがなかったという方も多いのではないでしょうか。
当店で取り扱うプロ仕様洗管ホースが一本あるだけで、洗浄の幅も広がること間違いありません。
洗管ホースに関して、何か分からないことやお困りごとがあれば、ヒダカショップまでお気軽にご相談ください。
業務用 高圧洗浄機互換
動画で紹介!プロ仕様 洗管ホース
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屋外排水管
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洗面所
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お風呂場
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台所


